2016年10月5日

 

おすすめ講演会のお知らせです。
私も参加する予定です。

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いのちの種
豊かな土
生命力あふれる食

持続可能な社会を目指して、
「SEED FREEDOM 未来へつなぐ種・土・食2016」
が開催されます。

3回目となる今回は、「食と農から価値観の転換を」
というサブテーマのもと、
ヴァンダナシヴァ博士と奥田政行シェフを迎え、

講演会、パネルディスカッションを通して
現在の農と食のありかた、
経済至上主義の価値観からの転換を
見つめ直していきます。

2016年10月10日(祝)
12:00開場
13:00開演
17:30頃終了予定
近畿大学東大阪キャンパス
11月ホール 全席自由
一般1000円
お申し込み こちら

2015年5月28日


貝塚公民館の「天然eco生活」の講座で、種や自然農、暮らしについて話をさせていただきました。講座で見ていただこうと、大豆といんげん豆類の見本を袋に詰めてみて驚きました。大豆で13種類、小豆で赤、黒、白、紅しぼり、つるなど6種類、いんげん豆で13種類ほどありました。

人前で話をするのって苦手なのですが、大好きな自然のこと、植物のことなら話したいことがたくさんあってあっという間の1時間半。講演のあと、すぐに感想をまとめた通信を送ってくださり、みなさんに何か手渡すことができたかなと思っています


 ↓ 通信の一部 ↓

2015年5月23日


今年も、きのくに国際高等専修学校で「食料問題と世界のしくみ」を学ぶ生徒さんたちが、kusatiの農園へ来てくれました。畑を見学してもらいながら「たね」や「自然農」、持続可能な暮らしについて話をしました。

きのくにの生徒さんたちは、学校で実際に野菜を育てています。今年は自然農を選んだそうです。頭だけでなくしっかり手を動かして学んでいるんですね。彼らの未来が楽しみです。


ヴァンダナシヴァの「いのちの種を抱きしめて」のDVDを一緒に観ました。

種の交換会のメンバーでも上映会したいなと思います。


昨年、来てくれた生徒さんがまとめた「持続可能な暮らしに近づく七つのコツ」という冊子を送ってくれました。私が高校生の頃のことを考えました。「本当の豊かさとは」という問いかけがいつもあり、色々な出会いや経験が今の暮らしにつながってきたことをあらためて思い返しました。




2015年4月14日

 

昨年、くるみの食卓さんがkusatiの自然農の野菜を使って料理教室をした際に、野菜や種のことを話して下さったみたいです。それをきっかけに、種の話を聞かせて欲しいというお声があり、講演することになりました。自然農や暮らしのこと、種のことなど話をさせていただきます。お昼はお弁当を一緒に囲んでお話するそうです。お近くの方はぜひご参加ください。

 

2015年5月28日(木)10:00~正午

貝塚市立中央公民館にて

天然eco生活 「自然農とくらし 種をとりまく真実」菊池陽子

お問い合せ・申込み 072ー433-7222

 

 

2014年2月27日(木) たねの交換会&行ってらっしゃい会

今日のたねの交換会は、メンバーを送り出す

「行ってらっしゃい会」でもありました。

 

和歌山にいてほしいと誰しも思っているけれど、

新天地でもきっと良いご縁をつくっていくと思います。

 

そして去年自家採取したいろんな豆を

置きみやげにしてくれました。

 

滋賀の湖畔で水がつかっても採れるという「水くぐり」

「借金いらず」という名前のわりには採れなかった・・・豆。

鴨川七里大豆、高地の在来「赤大豆」、「鞍掛大豆」、

「いちき大豆」、「こうじいらず大豆」、他にもいろいろ。

 

大切に種をつないでいきたいと思います。

 

メンバーからは演奏の贈りものもありました♪

ありがと~。

 

 

 

2014年2月9日(日) 古来種ファーマーズマーケット 

きのう、クサティで「漢方の里をつくろう」の話会に参加した友人から

「関西でも古来種ファーマーズマーケットをやろうよ、と言われ・・、

そのすぐ後に、お野菜を買いに来た友人から、

「古来種ファーマーズマーケットをしている 奥津典子さんが自宅に来て料理教室をするから会ってほしい」と声をかけられ、なんて偶然!

しかもオーガニックベースカフェは、前に働いていた会社の目の前のビル。

何度か行ったことはあったのに、今になってご縁ができるとは・・・。

 

講師というと、それだけで緊張してしまうのですが、

奥津さんはそんな壁をこちらに作らせない気さくな方で 笑って話しているうちに、

時間が過ぎてました・・・。

 

東京から和歌山に移住した私は、 人が集まるところへ出向くというやり方よりも

田舎へ足を運んでもらう、ということができないかなと思っています。

人が伝えること以上に、この自然や大地が教えてくれること

小さいコミュニティーだからこそ、大きな変化が起こせること

があると、信じています。

 

種をつないでいく、「種の交換会」はひとつの形であり、

もっと輪を広げる形をつくるときが来たのかな。

次回の種市には参加させていただきたいと思います。

 

料理教室に飛び入りして、ていねいに作られたごはんをいただいたせいか、

何年かぶりに息子と一緒に眠りに入って朝8時まで12時間。

たっぷり寝られました。料理のちからはすごいですね。

2014年1月20日  種の交換会in富田林

年末に知り合った方が 種の交換会を地元でも企画されました。

私も種を持って参加させていただきます。

 

 てらこやあぐり・自然農のおはなし会

~種と知識をシェアしよう~

 

日時:2月22日(土)

12時~

場所:畑つき町家シェアハウスあぐり

(近鉄線の富田林駅から徒歩6分・富田林じないまち内)

参加費:500円 その他:一品持ち寄り(少量でも可)

交換できる種をお持ちの方は種(なくても可)、お子様連れ可

 

自然農を実践している人や興味がある人、野菜や種に興味のある人に

集まってもらって、それぞれの想いや知識・経験や繋がりを

シェアする場になるといいなと思っています。

 

よろしければ是非ご参加ください。

2013年10月24日(木)タネの交換会

今月の種の交換会は、ちょうどこれから蒔ける 「麦」と「豆」を中心に交換しました。 そしてポトラック(夕食会)では、米市農園さんが 色んな品種のカボチャを天ぷらにして 食べ比べをさせてくれました!! 西洋南瓜のほっこりした甘さも良いけれど、 飛騨高山の在来種「すくなかぼちゃ」は さくさく歯ごたえといい、すっとした日本南瓜系の 淡い甘さといい、一番気に入りました。 それじゃあ種を採って持ち帰ろうということになったのですが、 買ったものだそうで 収穫期が早すぎて種が未熟でした~残念。 種が手に入ったら育ててみたい品種です。

2013年8月22日(木)タネの交換会

今日は10名が参加して種を交換しました。 在来種の豆は国内だけでも2万種あると言われています。 いろんな形や色の豆に出会うとわくわくしますが 今日初めて出会ったのが「姫小豆」。 白と小豆色のマーブル模様です。 少しだけ分けていただいたので、来年に増やして 種の交換会でお分けできるといいな。 種苗会社が開発した、生産・流通に適した固定種のタネは お店で買うことができますが、 気候風土に適応して形を変えたり、虫や風によって 交雑して生まれたような、自然が創り出した在来種のタネは なかなかお店には並びません。 タネとの出会いもご縁ですね。

2013年8月6日(月)  

 

真夏日が続きますね。

 

8月はあちこち種をまきに出かけます。

話すより手足を動かすほうが得意なのですが

今月は話す機会がいくつかできました。

どこかでお会いできると嬉しいです。

 

 

8月7日  ラジオFMはしもと81.6ch タネのはなし 11:30~12:00

 

8月10日 「モンサントの不自然な食べもの」上映会 大阪市内にて

     農とタネのはなし 17:00~ 

 

8月12日 和歌山WAOマーケット カフェもくれんにて 

     「遺伝子組みかえとは?昔ながらのタネの価値」19:00~20:00

 

8月19日 子どもと一緒に畑のまなび

     オーガニックe-yan 杉尾古民家にて 9:00~

 

8月22日 タネの交換会 米市農園にて 18:30~

 

8月29日 農から始まる「あ~わ」

     「タネから芽生え またタネへ」

     トゥルーグレースにて 19:30~

2013年6月27日(木) 種の交換会

今年は雨が少なくて、水やりができない畑では

トマトの苗があまり育たなかったのですが

挿し木できるので、交換会でトマトの枝をい

ただきました。

種は私が自家採取したチャドウィック。

すっごく元気が良かったらしく、りっぱな枝!

こんなとき、交換会のありがたさが身にしみます。

ありがとう~!!

 

今日も一品持ち寄り料理を堪能しました。

旬のじゃがいも、ズッキーニが美味しかったです。

 

そしてお腹が満たされたところで・・・

オランダえんどう(絹さや)、赤空豆、

スナップエンドウ、阿波大根、田辺大根、

打木源助大根、三浦大根、ルッコラ、

のらぼうな、パクチョイ、水菜、紅ヒユ、

などの種を交換しました。

 

今年は結婚するお二人が多いようで

嬉しいですね~。

暑い 熱い 一夜でした♪♪

 

 

2013年5月23日(木) 種の交換会

ミカン畑が広がる和歌山は今、ミカンの開花時期。

外に出ると、ネロリの香りに包まれてうっとりです。

 

今日の種の交換会は、きのくに子ども学園の高校生13名と先生2名が参加してくださいました。

社会科の授業で「世界の食糧問題」をテーマに学んでいる生徒さんが「種」について興味を持ってくれたのです。

 

自己紹介で自分の関心のあることを話してもらったら、みんなしっかり伝えてくれて、さすが、きのくにの生徒さん。種もいくつか持ち帰って、学校の農園で育ててくれるそうです。

 

たくさんの人に囲まれて、まさや(1歳の息子)が興奮してしまい子守りにかかりきり・・・。

あまり話が出来なくて残念でしたが、育てている様子を見に、いつかきのくに子ども学園へ行ってみたいなぁ。

 

 

「シンプルな食・モノ」を提供する人と

「シンプルな生活」を考える人をつなぐ

奥河内オーガニックマーケットに

今回も出店させていただくことになりました。

 

会場は四方を山に囲まれた奥河内の里山、

あまみ温泉南天苑です。

 

有機野菜、天然酵母パン、自然派スイーツ、

奥河内地域物産などの店が並びます。

 

ぶらりお出かけください。

 

 

 

 

奥河内オーガニックマーケット

とき:2013年5月25日(土)

9:00~15:00

雨天決行

場所: あまみ温泉南天苑

南海高野線 天見駅 徒歩すぐ

公式サイト

2013年4月26日 4月のタネの交換会

 

今日はひさしぶりに少人数の交換会。

でも、集まる人数は多ければ良いということもなく、

すべて必然なのだなぁと思います。

 

今日はみなべ町で自然農をされている

ゆそうさんと、森農園さんが初めて参加してくださいました。

 

森さんは、「微生物にうまく働いてほしかったらね、

自分がよく発酵したらいいよ」なんて話をしてくださいました。

 

嬉しいときの高い声、喜びの波動、微細なエネルギーで人は

マイナスイオンを放出する。そうすると、微生物は活発に働くのだそうです。

逆に怒ったり低い声は・・・・。ね、だから畑に立つときは笑顔がいいそうですよ。

 

そして、首からぶらさげた小さな巾着を

服のなかにしのばせていて、しめらせたガーゼに

タネをくるんでおいて、少し芽がでたら土におろすと良く育つそうです。

大事な大事なタネを、卵をあたためるように胸のところであたためてあげる、

それってステキ!!ぜひやってみたいと思います。

 

ゆそうさんは、自然農で育てたタネを色々と持ってきてくださいました。

今まで種取に苦戦しているズッキーニのタネを分けていただきました。

 

森農園さんの、初めて耳にする「天田ナス」。京都の在来種で

市場には出回っていないそうです。タネバンクに100粒いただきました。

 

2013年3月30日(土)

春の種まきシーズンがやって来ました。

「虹のたねとり」は、地もとで自家採取して

気候風土になじんだタネを配り広めたくて仕方ありません。

 

タネバンクには、みんなから寄付してもらったタネがたくさん。

このタネを持って、米市農園の春のイベントに出店します。

 

交換するタネがなくても、欲しいタネがあれば差し上げます。

 

春の陽気なイベントへ

ぶらりお出かけください。

 

 

2013年3月29日(金) なにわ伝統野菜のタネ

希少な在来種のタネがあると聞いて、堺にある石原種苗を訪ねました。

今の店主が6代目だそうで、独自に交配の研究所も持っています。

 

天下の台所と呼ばれた大阪で江戸時代から作られていた「毛馬キュウリ」、

「玉造黒門越瓜」、「勝間南京」。

普通の種苗店では出回っていない在来種の種です。

 

とっても頑固そうな店主さんで、「売れるのは最低でも1000円からだよ」と。

ちっとも商売っけなし。

それくらい頑固でないと、種苗店を続けるのは今の時代大変なことだろうな。

 

貴重なタネに値段はつけられないやぁと、思い切って3種類いただきました。

 

少しの種をつないで、いずれ皆さんにもお分けできるようにしたいと思います。

 

 

2013年3月28日(木) 3月の種の交換会

今日は10名が集って種を交換しました。

まずはポトラックでごはんを囲み、

わいわい話していると種の交換はあとまわし・・・。

良い情報交換の場にもなっていて

それがまたいいんです。

 

今回、「黒絹笠いんげん」「ホーリーバジル(トゥラシ)」の種を

タネバンクへ寄付していただきました。

 

ズッキーニ、大きなトマトの種の在庫が無くなってしまったので

どなたかお持ちでしたらお分けください。

 

「トウモロコシに虫がついてしまう」という人がほとんどで、

虫がつかないためには蒔き時が問題なのだろうと思っていたのですが

「洋平くんに5月中旬がいいよ」と教えてもらいました。

 

 

 

 

一品持ち寄り料理は、この季節の旬の野菜「春菊」が勢揃いしました。

 

春菊の白和え、春菊のジェノバ風パスタ、

春菊の天ぷら、春菊ペーストを練り込んだ天然酵母パン。

 

体が喜ぶ春の香りに包まれました。

ごちそうさま!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年2月28日(木) 2月の種の交換会

和歌山と言えばミカン。。

それだけしか知らずに東京から引っ越してきて早3年半。

ミカン以外にもいっぱい美味しいものがあるし、人はあったかいし来て良かった~。

でも、やっぱりミカンが美味しい。

今日は、手で皮をむいて搾ったという絶品のミカンジュースと、

手作りのミカンジャムが並びました。

 

いつも食べ物の話ばかりですみません。

色んな人が持ち寄る手作り料理は、自分と違う味付けに驚かされたり

主婦としては外食するよりずっと楽しいのです。

 

今回はシンクロナス、カモナス、ヘチマ、バナナウリ、伏見トウガラシなどの種をタネバンクに寄付していただきました。

 

交換会に参加できない方にも、ご連絡いただければタネバンクの種をお譲りしています。

祖先から引き継いできた在来・固定種のタネを蒔いて、種取りをしていただけたら嬉しいです。

 

 

 

 

2013年2月2日(日)

ヴァンダナ・シヴァ氏が来日し、京都と東京で講演があります。

それに合わせて、シャロムシャンティクティの臼井さんが全国の種バンクのネットワークを立ち上げようと呼びかけています。私は残念ながら、息子がまだ10ヶ月なので、参加することはできません。

地域でのネットワークを強めることも大切だけど、種子のグローバル企業から在来の種を守るためには、全国でのつながりも大切になってきます。インドでの種バンクの取り組みが参考になりますので、興味あるかたは、ヴァンダナ・シヴァ氏の講演をぜひ聴いてください。

「京都環境文化学術フォーラム 国際シンポジウム」

2月17日(日)

殿堂入り記念講演

14:30~17:00
◇エイモリー・B・ロビンス

「新しいエネルギー社会への道」(仮題)
◇ヴァンダナ・シヴァ

「大地の民主主義〜アースデモクラシー〜」(仮題)

 

くわしくは → ホームページ

「未来へつなぐ 種・土・食 講演会」

2月20日(水)

国連大学(東京)

くわしくは → ホームページ

2013年1月24日(木) タネの交換会

今年初めての交換会は、新年会ということで20名の方が集いにぎやかになりました。

 

一品持ち寄りのご飯は、天然酵母パンや酒粕の野菜煮込み、おはぎ、無農薬みかん、里芋の天ぷら、にんじんマフィン、玄米もち、じゃがいもにょっき、ハヤトウリ炒め、煮豆、クッキーなどが食卓に並び、みんなで食べると一層美味しかった~。お腹が満たされたところで、交換会に移りました。

 

今回は、赤オクラ、台湾オクラ、シンクロナス、マイクロトマト、四つ葉胡瓜、秘伝大豆、ふくゆたか大豆、茶大豆、黒大豆、緑大豆、丹波黄大豆、ハヤトウリ、つるむらさき、なたまめ、モロヘイヤ、藍、イセヒカリ(うるち米)、トヨサト(うるち米)、黒米(もち米)、赤米(もち米)、ゆうやけもち(もち米)、至福(香り米)、あきたこまち(うるち米)などの種を交換しました。

 

米市農園さんでは、かぼちゃは早く種を蒔くよりも、5月20日頃に蒔くと育ちが良いそうです。大豆は夏至にあたる6月20日に蒔くと虫がつかないと聞きました。

ハヤトウリはなかなか成功しないのですが、寒さに弱いので気温が高くなってから植えると良いそうです。

 

乳酸菌をつかって、無農薬みかんを育てたり、除草に使うという話もありました。

色んな知恵を交換できるのも嬉しいです。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

2012年12月22日(土) 種の交換会

今日は野口勲さんの講演記録を上映しました。

 

種がどう作られているかというのは、企業秘密なので一般の人は知ることができません。

 

F1種子がどう作られているのか、遺伝子組み換え種子や、ターミネーター種子とはどんなものなのか、それらの種子から育つ野菜を食べて安全なのか。

 

命をささえる「食」が、巨大企業の「種」の支配によって、いのちをゆがめるものになっているということ、F1種子から育つ野菜は野生の動物が避けるような人工物であることなど、種子の現状が良く分かる講演でした。

 

今回、上映した講演記録は、安曇野パーマカルチャー塾が主催の"シードバンクフォーラム2012"で、野口勲さんが講演したものです。

 

参加できなかった方は、ぜひ以下のリンクよりご覧ください。

 

"シードバンクフォーラム2012 野口勲 基調講演"

USTREAM

取材記録

 

種の交換会では、菊芋や京芋、ハヤトウリ、大豆などを交換しました。

京芋を種バンクへ寄付いただいたので、欲しいという方は声をかけてくださいね。

 

 

2012年12月9日 GMOフリーゾーン

世界の遺伝子組みかえ作物の作付け面積は、世界の農地面積の10分の1強を占めるまでとなりました。日本では、同年12月にウイルス病に耐性を持たせたGMOパパイヤの輸入が解禁され、食品衛生法に基づく安全審査を受けていないGMO食品添加物が、大量に日本に流通していることも判明しています。

 

国内では、平成13年に、タキイの開発した雄性不稔遺伝子及び除草剤耐性遺伝子を導入したカリフラワーとブロッコリーが、花粉を作らないので農水が環境に問題を招かないとして開放系栽培を認可しています。これはもう販売されているのでしょうか?種の袋に表示義務は無いので分かりません。

 

そして2012年12月5日付けで、農水があらたに数種類のGMO大豆とGMOトウモロコシの作付けを承認しましたが、既に2009年に大豆、トウモロコシ、アルファルファ、西洋なたね、ワタなどが承認されており、栽培の始まっている地域では在来種の種を守るため、地元民の反対活動も起こっています。

 

なたね油の原料となる遺伝子組み換えの種が、輸送途中でトラックから道路へこぼれ落ち、在来種と交配していることが問題となっていますが、農水はこれについても環境に問題を招かないと判断したのでしょうか。。

 

既にGMO作物の栽培が認可された国では、GMO作物は特許なので、自家採取は禁止されており、隣の畑の作物と知らないうちに交配していた場合でも、GMOの特許を持つ会社から訴えられるという被害が何件も起きています。特許侵害を取り締まっているのがモンサントポリスですが、なぜ国内で栽培が広まっていないかというと、モンサントポリスが手配されていないからという理由のようです。恐ろしい・・・。

 

TPPが通れば、すぐにGMO作物の栽培が広がることは間違いありません。その前に、日本でGMOフリーゾーンを作り、在来種との交配を防ぐ必要があります。

 

政府や自治体が取り組まないことですから、個人で始めるしかありません。

 

地域でGMOフリーゾーンを増やすために、小さい地区からでもモデルが作れたらいいなと思っています。

 

奥河内オーガニックマーケットに出店します

「シンプルな食・モノ」を提供する人と

「シンプルな生活」を考える人をつなぐ

奥河内オーガニックマーケットに

出店させていただくことになりました。

 

会場は四方を山に囲まれた奥河内の里山、

あまみ温泉南天苑です。

 

有機野菜、天然酵母パン、自然派スイーツ、

奥河内地域物産などの店が並びます。

 

紅葉のきれいな庭園へ

ぶらりお出かけください。

 

 

 

 

奥河内オーガニックマーケット

とき:2012年12月1日(土)

9:00~15:00

雨天決行

場所: あまみ温泉南天苑

南海高野線 天見駅 徒歩すぐ

公式サイト

 

2012年11月6日 スペルト小麦の種まき

 

スペルト小麦のタネを何人かで種取りしてほしいということで、タネの交換会でお預かりしたので、今日は貴重なタネを畑に蒔きました。数年は種取りを続けて増やしたいと思います。

さてスペルト小麦というと、9000年以上も前からヨーロッパで栽培されていた小麦の原種です。品種改良されていないので収量は少ないけれど生命力が強いことで知られています。含まれている栄養素も水溶性が多く、体に吸収されやすいのだとか。

小麦アレルギーの人も、スペルト小麦なら食べられることがあると聞きました。

最近はアレルギー対象食品がどんどん増えていますが、人が昔から食べ続けてきてそれに適応してきた「食」が、急に欧米化したり、人工的に改良されたものを食べるようになって、体がそれを異物と判断して抗体を作ってしまうのでしょう。

 

食べる楽しみはずっと先になりそうだけど、スペルト小麦の成長が楽しみです。

 

2012年10月25日(木) 「モンサントの不自然な食べもの」勉強会

 

米市農園で「種の交換会」と、「モンサントの不自然な食べもの」の上映会を開催しました。

 

いのちの源であるタネが、ひとにぎりのグローバル企業によって支配されようとしていること、遺伝子組みかえのタネが急速に広まっていることなど、「食」という身近なテーマだけに、みなさん熱心に見ていました。

 

 

 

大きな問題だけど、ひとりひとりが出来ることもたくさんあります。

今日、蒔かれた種がどんな風に育っていくか楽しみです。

 

洋平さん誕生日おめでと~。

 

持ち寄り一品料理はパーティーのようで、バースデーケーキのサプライズもあり、盛り上がりました。

 

 

 

ガネ福市に「虹のたねとり」も出店させていただくことになりました。

 

手作り品のブースが90店舗ほど並びます。→こちら

自家採取の種や、野菜の苗を持っていく予定です。

平日に種の交換会へ参加出来ない方は、ぜひこちらに来てくださいね。

 

場所:和歌山県岩出市『和歌山県植物公園 緑花センター
   和歌山県岩出市東坂本672
   0736-62-4029
   http://www.w-botanicalgarden.jp/

日時:平成24年10月21日(日)
   10:00-16:00
   少雨決行、荒天中止

2012年9月27日(木) 9月の種の交換会

 

今月の交換会は、秋の種まきまっただ中に9名も参加してくださいました。

彼岸を過ぎたら虫もおとなしくなったので、今がまき時です。

雨のタイミングと合って、よく芽を出してくれるといいですね。

 

洋平さんが、買った培養土で育てた白菜の苗と、畑の土で育てたものと見せてくれました。

培養土はさすが成長が早い。でも、そこに使われている化学成分は野菜に残留します。

 

自然農で野菜を育てていて感じるのは、最初は育ちがゆっくりだけど、大きくなってから枯れるまでもゆっくり。

だからずっと収穫させてもらえます。

 

いのちを支える「食」。見た目では大きいほうがりっぱに思われてしまうけど、人が必要としているのは野菜の「いのち」。

小さくても生命力あふれるものを食べたいですね。

 

 

2012年9月15日(土) 「モンサントの不自然な食べもの」上映会

大阪で行われた「モンサントの不自然な食べもの」の上映会のあとに

実際にどう生活のなかでつなげていったらいいか、

そんなきっかけになればということで

主催者のかたに声をかけていただいたので、

種の交換会の話をさせていただきました。

 

京都綾部で自然農をされている方も話をしてくださいました。

動物はF1の野菜は食べないで、自然農の畑の野菜を食べていくとか、

無精卵の卵は食べないとか、人間のほうがよほど退化してますね・・・と。

 

遺伝子組みかえ食品にかぎらず、いのちをささえる「食」が

グローバル企業によって支配されたら大変です。

 

日本が遺伝子組みかえの栽培を禁止しても、TPPが批准すれば

国の法を越えてGM作物が入ってくるでしょう。

 

今回は、岩上さんというジャーナリストさんの

アフタートークがあって、TPPやACTAのことや、

原発関連のことを詳しく話してくださって勉強になりました。

 

昭和初期に、神がかった出口なおが口にした言葉。

 

「ひのもとのくにうまれしかみのこよ よきたねを まけのにもやまにも」

 

いま、いのちの種を未来にのこすために、自分にできることを

していきたいと、あらためて感じた一日でした。

 

和歌山でも上映会をします!

これから見たいという方はぜひご参加ください。

 

「モンサントの不自然な食べもの」上映会 → 詳細はこちら

 

 

2012年8月30日(木) 種の交換会

米市農園さんのピザ小屋で、種の交換会をさせていただきました。

目の前には、イセヒカリの田んぼが広がっていて、

遠くに龍門山が見渡せます。この眺めは最高!

 

今日は11名が参加して、夏に採れた種や、

秋まきの種を交換しました。

 

キャベツを作りたい!という話になって

経験豊富な洋平さんも、「自然農ではやっぱり大きい玉にするのが難しい。耕して肥料をあげると、大きくなるんだけど・・・。」

だそうです。

 

私は無理に大きくしてまで食べたいと思わないので

自然農でも育てやすかった、赤キャベツだけを種まきしています。

 

何が食べたいか、っていう作付けより

今の畑の土で育つ野菜を選んだ方が楽です。

 

でも、自然農でキャベツを育てているプロの農家さんもいるので、土の状態を見ていずれ作ってみたいな。

どなたか、自然農で育てた種があったら分けてください!

 

 

2012年8月9日(木)

これまでモンサントの脅威を警告してきた

マリー・モニク監督の映画が日本で上映されます。

 

モンサントの不自然なたべもの

公式サイト

 

フランスでは160万人も動員したらしい。

 

ベトナム戦争で使われた枯れ葉剤、農薬、

PCB、牛成長ホルモン、そして遺伝子組み換えの種子・・・

モンスター企業、モンサントの真実があばかれます。

 

和歌山でも自主上映します。

 

→ 詳細はこちら 

 

2012年7月26日(木) 種の交換会

今日も一品料理を囲みながら種の交換会。

これが楽しみだったりします(笑)。

 

暑いなか13名が参加してくださって種を持ち寄ることができました。

収穫したばかりのキュウリ、いんげん、トウモロコシの種や、秋から蒔けるアブラナ科の野菜など、たくさんの種がそろいました。

ありがとうございました^^

 

買うたねより、良く育つのは、この土地の気候風土を記憶している

種だから当然ですね。

交雑させないように種を採取するのは大変だけど、交雑したほうが

生命力が強くなるので、自分の畑のオリジナルを作っても面白いと

思います。

 

あまり難しく考えず、まずは種を採っていきましょう♪

 

2012年5月26日(土) 種の交換会

5月の種の交換会は、8名の方が参加しました。

 

ピザ小屋からジェンベのリズムが響くなか

バジル、ジャンボピーナッツ、ゴーヤ、

いんげん豆、白ごま、トマトの苗など

持ち寄ったタネを交換しました。

 

「ずっと種をもらうばかりだったけど、

今日はアブラナ科の種が採れたので

持ってきましたぁ~」、と嬉しそうに

種を見せてくれたOさん。

 

種が採れた喜びが伝わってきて

私まで嬉しくなりました。

 

2012年4月26日(木) 種の交換会

しばらく赤ちゃんと一緒に家の中にいたせいで、外の空気が新鮮。

春の風がいっせいに新芽を芽吹かせ、花を咲かせ、いのちが躍動する景色を眺めながら米市農園へと向かいました。

 

今回は、初めて参加してくださった方がたくさんいて、25名+こども達+ウーファーさん達が集まりおおにぎわい。米市農園さんの土壁のピザカフェのなかは人であふれました。

 

一品持ち寄りの料理はバイキングで。季節を感じる料理が美味しかったぁ~^^。

 

春に蒔ける野菜の種や、ミツバとレモンバームの苗を持って行きましたが、その他にズッキーニ・ししとう・ナスの苗、除虫菊・もち米・マルチ麦の種などが集まり交換させていただくことができました。ありがとうございました。

 

月に一回の交換会は、毎回メールで案内をお送りしています。

まだ参加された事がなくて、案内のメールをご希望される方は、お問い合わせよりご連絡ください。

 

 

 

 

2o12年4月2日 冬瓜のたね

畑のすみっこに、モグラさんが自由に走り回れる畝を作っていて、そこに野菜クズを捨てているのですが、こぼれ種が勝手に伸びてくる場所でもあって、ちゃんと種を蒔いたものよりも、ずっとりっぱな冬瓜を実らせました。

 

冬まで保存できる瓜という意味の冬瓜。半分に切ってみたらまだ瑞々しくて種もびっしり詰まっていました。

 

今年は、この種を畑におろそうと思います。

 

2012年3月24日(土) 種の交換会

今月の種の交換会は、橋本市の「なりゆき屋」さんで行いました。

 

土曜の昼間だったこともあって、お子様と一緒に参加下さった方が多くて、いつもとはまた違ういい雰囲気でした。

 

少しずつ、種の輪が広がって・・・人の輪もつながって

皆さんのおかげで楽しい会になってきました。

 

種の取り方の勉強とか、種の実情を話し合うとか・・それも大事だけど、目の前の畑からいただく恵みに感謝しつつ、種が人から人へ自然に渡ってゆく形が、私は気に入っています。

 

種の交換会でこんなことしたい、という声があればお聞かせくださいね。

 

 

2012年2月20日 映画「Thrive」

 

2月18日に、なりゆき屋工房さんで冨田貴史さんをファシリテーターにお迎えして

「お金のこと」「エネルギー」のことを話し合いました。

 

闇の権力と言われる一部の人が世界を動かしているとしたら・・・。

 

今はほんとうの事が知りたいと思ったら、情報を得るのは簡単です。

でも、調べるのはめんどうという方に、「Thrive(スライヴ)」という

ドキュメンタリー映画がおすすめです。

 

「お金」「エネルギー」「教育」「医療」「食糧」「種」にまつわる

支配構造も浮き彫りにしてくれています。

YouTubeで完全版がダウンロードできるので、興味のある方は見てくださいね。

 

 

2012年2月9日 有機JAS改正案

農水省は1月31日に有機JAS改正案を公表しました。

 

有機野菜の認定基準として、有機栽培された種か、有機栽培された苗を使用した野菜に限定するようです。
もともと「有機JAS法」の規定はそうなっているのですが、有機栽培の種が出回っていない日本では、「入手困難な場合、慣行農法の種や苗を使っても良い」ということになっていました。

 

これが適用されれば、有機認証農家が採種した種か、輸入した有機栽培の種を使って有機認証農家が有機栽培した野菜しか「有機野菜」と表示して販売できなくなります。

(ただしナス科、ウリ科、コンヤク種芋は入手困難なため除く。災害、病害虫発生などの場合も育苗の失敗の場合も従来通り慣行農法の苗を使用してもよい。) 

 

一件、消費者を守る改正案のように見えますが、施行は早ければ2ヶ月後の4月から。

現在、国内では有機栽培の種が入手困難な状況で、段階的でなく突然施行されればどうなるか・・。 農家さんの立場では大変でしょうね。「虹のたねとり」の種バンクには無農薬で自家採取した種がいっぱいありますが、残念ながら有機認証が無いので協力することができません。

 

そして、収穫後の洗浄・殺菌に新たに加わった調整用資材の「コーンコブ」。大豆研磨剤らしいですが、現状はキノコを栽培する菌床として使われ、飼料用の遺伝子組み換えトウモロコシの芯を乾燥させ粉砕したものがほとんど。これって安全なのかな。

 

2012年1月28日(土) 種の交換会

 

2012年の最初の種の交換会は、和歌山・大阪・奈良から20名の方が参加してくださって色んな自家採取の種を交換することができました。

 

土曜日だったこともあって、平日の集まりには参加できない方も来てくれて、たまには曜日を変えてもいいのかもしれませんね。

 

今回持ち寄って交換した種は、高知かぼちゃ、タカキビ、ハトムギ、青大豆(奈良在来種)、小黒大豆、黒ささげ、黄もち粟、白もち粟、タカキビ、パセリ、マクワウリ、シマウリ、ヒョウタン、ズッキーニ、キュウリ、トウガラシ、オクラ、ゴーヤ、ニラ、ルッコラ、ピーナッツ、ハブ茶、加茂ナス、スイカ、丹波黄大豆、丹波青大豆、白ゴマ、台湾オクラ、モロヘイヤ、和綿、黒大豆、ヤーコン、菊芋、へちま、紅花、阿波藍・・・etc でした。

 

種バンクへも、ハトムギや粟を寄付してくださいました。

ありがとうございます。

 

もうじき種苗屋さんから種のカタログが届いて、何を植えようかなぁとわくわくする時期ですもんね。

 

今年はもっと種バンクを皆さんに活用していただけるようにしていきたいです。

 

そして、種を自家採取している人たちをHPで紹介していきたいと思っています。

が・・・、もうじき出産をひかえどこまでやれるか。

 

今年もよろしくお願いします。

 

2011年12月11日(土) 種の交換会

師走の"種の交換会"は鍋パーティーで

盛り上がりました。

 

台湾から帰った洋ばかりの洋平さんからは、
台湾ピーナッツの種をいただきました。
少し大粒です。

そして、模様のかわいいトラ豆。

 

 

我が家からは赤しそ、トゥラシ、香り米、トヨサト米、

カモミールの苗、キク芋の種芋を持って行きました。

 

新しい土地で根付いてくれると思うと

それだけで嬉しいものです。

 

玉ねぎの苗をいただいたので

急いで畑に植え付けないと~。

 

2011年11月24日(木) 種の交換会

やっと北風がびゅーっと吹いて、冬がやって来ました。

この北風がないと冬の天日干しがうまくいかないんですよね。

今日の種の交換会は、こたつに入って膝を寄せ合って井戸端っぽく、

8名が参加しました。

 

モグラの被害の話をしたら、洋平さんから

「モグラはヨトウ虫とか害虫と呼ばれる虫を

食べてくれてるんだよ」と聞いて、

それも自然界のバランスなんだなぁと納得。モグラさんありがとう。

 

交換した種は、タデ藍、月桃、紀州うすいえんどう、スィートバジル、

青シソ、赤オクラと、ハヤトウリ。春菊とカモミールの苗です。

 

今日は参加できなかったけど、種が欲しい~という方は、お知らせください!

和歌山の伝統品種「紀州うすいえんどう」を種バンクへいただきました。

 

19時から始まる種の交換会は、

一品持ち寄りが定番になりました~^^

 

月桃の葉で包んだ蒸しパン、自家製天然酵母のパン、

おからドーナッツ、畑のこんにゃく、柿の葉寿司、

切り干し大根、ロールキャベツ・・・・

 

ごちそうさまでした!!

2011年11月10日

● 遺伝子組み換えトウモロコシのニュース

アメリカでは遺伝子組み換えトウモロコシの作付け面積が急増しています。

15年前は0%だった遺伝子組み換えトウモロコシの作付け面積は、2010年には86%になりました。

日本ではトウモロコシ、ナタネなどの輸入・販売が認可されていますが、東北の震災で家畜の飼料を輸入に切り替えざるを得なくなった酪農家は、遺伝子組み換えの飼料を導入しているというニュースがありました(HK2011年4月26日放送)。日本では製品に使われている原料が遺伝子組み換えかどうか表示しなければいけませんが、原料の5%未満であれば遺伝子組み換えの表示義務がありませんし(欧州では0.99%未満)、乳製品、家畜などに使われた飼料にいたっては表示義務はありません。遺伝子組み換え作物を食べさせたマウスが不妊症になるという実験結果があるそうですが・・・、人への影響はどうなのでしょうか。

● 遺伝子組み換えの乳牛成長ホルモンのニュース

牛成長ホルモンのなかで唯一、遺伝子組み換えによって製造されたものがあります。モンサント社が開発した「rBST」です。投与すると、乳の量が増えるというものでアメリカでは30%ほどのシェアがあります。

これを投与した乳牛に不妊症、乳腺炎などの障害が起こるため、カナダは1999年に使用を禁止しましたが、それを防止するために抗生物質が常時投与され、牛乳に残留する危険もあります。

EUやオーストラリア、ニュージーランド、ノルウェーなどは使用を認可していません。日本も認可していませんが、規制値がないため、「rBST」が投与された乳製品や牛肉は日本にフリーパスで入ってきているらしいのです。

欧州委員会によって設置された科学委員会は、遺伝子組み替え牛成長ホルモンを注射された牛の乳には、IGF-1が高濃度に含まれていることをつきとめました。委員会の報告書はIGF-1の摂取と乳ガンおよび前立腺ガン発生の関係は、疫学的に立証できるとした上で、IGF-1の過剰摂取はガン細胞の細胞死誘発機能を抑制し、ガンの発生と進行を促進する、と警告しています。EUは「rBST」を投与した乳製品・肉の輸入も禁止しています。

 

健康に影響があることから、アメリカでは乳牛成長ホルモンを使用していない製品に、「rBSTなし」と表示したものが売り上げを伸ばすようになってきたのですが、なんとモンサント社は連邦取引委員会へ表示の規制を要求したのです。もちろん却下されましたが、各州の農務省へ働きかけているようです。

 

 

2011年10月20日(木) 種の交換会

今日は会場の米市農園さんに着いたら、なんだかワイワイにぎやかです。

 

スコットランドから来ているウーファーさんが"スコティッシュパイ"を焼いてくれてそれにつられて人が集まったみたい。

 

持ち寄った一品料理もテーブルにずらっと並んで、まずは『いただきま~す』。

それぞれ思い思いの料理を持ち寄っても、けっこういいバランスで揃うものですね。

 

人気だったのは、"搾りたてみかん100%ジュース"。

和歌山のミカンを、皮をむいて果実だけを搾ってるから

甘いけどすっきり。減農薬のみかんだそうです。

欲しい~という方は、JOJOさんへ直接おねがいしてくださいね。

1㍑入り1本1,000円です。

 

 

お腹が満足したところで、始まった種の交換会は、9名が参加しました。

交換した種は、シンクロナス、イチバンボシ麦(はだか麦)、シロカネ麦(薄力粉)、大麦、夕顔、マクワウリ、ごぼう、冬瓜、チェリートマト、マイクロトマトの種です。

 

11月6日(日)には、イベント"田んぼde収穫祭(米市農園にて10:30~)"があります。

種の交換会のブースも出店しようと思ってます。

 

 

2011年9月22日(木) 種の交換会

 

今日の種の交換会は、台湾とスコットランドから来ているウーファーさんも加わって11名が参加しました。

楽しみにしていた、一品持ち寄りポトラックは・・・、

自家製酵母パン、柿とインゲン豆のペースト、カモのロースト、豆のタイカレー、車麩の酢豚風、キュウリと豆腐のサラダ、冬瓜の煮物、麦のおやつ、柿のデザート・・・。たくさんの料理が並びました♪

 

食欲の秋ですから、種の交換はあとにして、まずは口にほおばって大満足!!

ふぅ、と一息ついたとき、「しまったぁ」。写真を撮るのを忘れてました。

次回からはみんなの個性あふれる料理を、写真におさめて"畑のごちそうレシピ"で紹介していきたいと思います。

 

持ち寄って交換した種は、純系ファーストトマト、かつお菜、空芯菜、アマランサス、徳島東祖谷のソバ、黒ごま、青チシャ、ごぼう、レモンバーム、小菊かぼちゃ、三つ葉です。ありがとうございました!

 

 

 

2011年8月30日 種を被災地へ

 

東北の震災のあと、大津波で荒れ野となってしまった被災地の畑や、避難所周辺の空き地を、花や野菜で

埋め尽くそうという「まごころだねプロジェクト」へ、自家採取した種を送りました。

東北の大地で、たくさんの希望の芽が育つことを祈っています。

 

遠野まごころネット http://tonomagokoro.net/

2011年8月25日(木) 種の交換会

今月の種の交換会は、初めて参加した方も加わって

14名が集まりました。

テーブルの上に並ぶのは、自家採取したばかりの種たち。

 

おかのり、シロウマキュウリ、エンドウ、わけぎ、もち麦、

ユキチカラ、蕎麦、だったん蕎麦、ニンジン、ふだん草、

三浦大根、春菊、パクチョイ、ターツァイ、打木赤皮南瓜、

のらぼう菜、三池高菜・・・etc。

 

知らない品種も、種のにおいをかいで、う~んこれいい香りって

種から育つ野菜をイメージしたりして。

 

買うと余ってしまう分量の種も、交換会だったら

自分が畑に蒔く量だけを、いただけるのも嬉しいです。

 

今度は、収穫した野菜を持ち寄ってパーティーしたいですね。

    今日は、オーストラリアから帰ったばかりのミュージシャンが

    ドゥジュリドゥを演奏してくれました。

 

    この空間に、この瞬間だけに生まれる即興の音。

    リズムがなんだか心地よくて、後で説明してくれたのを聞いたら、

    ネイティブの音節は、3、5、7、の組み合わせなんだって。

    和歌の節と同じだから、日本人にもしっくりくるわけですね。

   

    楽譜に添って演奏するのもいいけど、魂からあふれ出る鼓動、音色は

    人との垣根や、国境を簡単に越えてしまう。

    この後、色んな打楽器をみんなで手にして、思うままのコラボが

    スタート!!! みんなが音楽でつながって楽しかったぁ~。   

2011年7月14日(木) 種の交換会

今日は米市農園さんで、種の交換会1回目を催しました。

集まったのは、自然農を実践している人たちや、これから野菜づくりを始めるという人、日本ミツバチの養蜂をしている人など、11名です。

あっという間に、市場の種は90%以上がF1になり、F1から採種したタネからは親と同じような作物ができないので、毎年タネを買うのが当たり前になってしまいました。均一に育つし、成長は早いし、大きさも同じように実るので、農家にとっては救世主のようですが・・・・、命の本来のありかたからは、どんどん、ほど遠いものになっています。

 

そんなタネの世界と、養蜂の世界も似ているようです。参加した養蜂家さんが教えてくださいました。いま、日本で主流になっている養蜂は西洋ミツバチで、そのほとんどは工場でブロイラー生産なのだそうです。病気にならないように抗生物質や薬が使われ、人工の糖分が与えられます。そんなミツバチが自然に還っても、病気になったりスズメ蜂におそわれたりして、野生で生きていくのが難しい・・・。でも、日本ミツバチは、日本の風土に適応してきた野生なので、病気にも抵抗力があり、赤ちゃんで言えば母乳であるロイヤルゼリーやハチミツを食べて育つから健康で、スズメ蜂におそわれても集団で撃退し、巣を守ることができる。

人工的に栽培され、風土に適応できないタネと、気候風土に適応してきた在来種のタネの違いと、同じように聞こえました。

 

みなさんが持ち寄った、たくさんのタネが、また違う土地で根をおろし命をつないでいくと思うと楽しみですね。ありがとうございました。

 

 

2011年6月17日  伝統品種「田辺大根」のタネ

 

家の周囲で、ポットで育苗したり、種を採ったりしているので、近所の方がよく声をかけてくださいます。今日は、畑へ出かけるところへ声をかけてくださって、「田辺大根」の種をいただきました。

 

「田辺大根」は、大阪市東成郡田辺地区(現大阪市東住吉区)が発祥の白首大根で、天保7年(1836年)の「名物名産略記」に記載があります。ルーツは「白あがり京大根」と「ねずみ大根」が交配し、後に何代かがこの地区に土着したのではないかとされています。

明治時代の田辺大根は、短根で縦横がほぼ同長のものでしたが、次第に長型に淘汰改良されていきました。根部は白色の円筒形で、末端が少し膨大し、丸みを帯び、長さ20cm、太さ9cmほど。肉質は緻密、柔軟で甘みに富み主に煮食用で甘漬けにも適しています。

 

ラジオで聞いて、取り寄せた種から毎年自家採取を続けてこられたそうです。

 

まだ乾燥中ですが、間に合えば7月の種の交換会に持っていきますね。

 

2011年6月10日

 

農林水産省が、遺伝し組み替えのセイヨウナタネ、トウモロコシ、ワタの使用に関する承認についての

意見・情報を募集しています。

 

農林水産省https://www.contact.maff.go.jp/maff/form/b3da.html

 

遺伝子組み換えの種子は、アメリカのモンサント社が、自社の除草剤(ラウンドアップ)を散布しても、遺伝子組み換えした作物だけは枯れないという、トウモロコシを開発したのが始まりです。除草剤はもともと、ベトナム戦争で使った「オレンジ」という枯れ葉剤が、戦後に需要が無くなったので、農薬として使われるようになっただけのこと。

 

遺伝子組み換えの作物は、種子自身に毒素タンパクを作る遺伝子が組み込まれていて、二世代目の発芽のときに、その毒素遺伝子が働いて、その種子は一代限りの自殺種子になると言われています。それでも発芽するものもあるようですが、種子は特許がとられているので、農家は自家採取することができず、毎年、種と除草剤をセットで買わなければなりません。

 

種子の遺伝子組み換えとは、細菌などの遺伝子の一部を切り取って、その構成要素の並び方を変えて、もとの生物の遺伝子に戻したり、別の種類の生物の遺伝子に組み込んだりする技術のことです。これにより、同じ種類の生物が交配して誕生する自然の生命ではなく、人工的に生物の種類を超えて遺伝子が組み換えられ、これまで生態系に存在しなかった生命体が作りだされます。

 

遺伝子組み換え食品の安全性は不明なまま、現在日本では、トウモロコシ・ナタネ・ワタ・ジャガイモ・アルファルファ・テンサイの輸入が許可されています。2010年現在、世界の遺伝子組み換えの作付け面積は、ダイズ81%、トウモロコシ29%、ワタ64%、ナタネ23%となり、使われている種子の90%近くはモンサント社が占めています。

 

この遺伝子組み換えの問題点は、自然界で同属の品種と交雑していき、永久に回収不可能になることです。被害を受けるのは植物だけではなく、それを食べる虫やミツバチの大量死なども問題になっています。虫がいなければ、受粉することができない植物は次の生命を残せません。そして、それを食べるネズミが4世代目で不妊になるという実験結果もあります。

 

油の原料となる遺伝子組み換えのナタネは、種で輸入されていますが、輸送中にこぼれた種から発芽したナタネが、日本各地で見つかっており、それを調査・回収する団体もいます。 アブラナ科は他のアブラナ科と容易に交雑していくので、広まっていけば、もう回収するのは不可能ですし、その影響は他の生態系にも広がっていきます。

そして遺伝子組み換え種子とセットで使う除草剤や殺虫剤は、草を枯らし、虫を殺し、水に溶けて地下へ流れ込み、川や海を汚染し、あらゆる生態系へと打撃を与えていきます。

 

作物を育む豊かな大地に生かされていて、なぜそんなものに頼る必要があるのでしょう。

遺伝子組み換えは、危険なことが分かっていて、廃棄する技術もないままに推進してきた原発に似ていませんか?食糧危機を救うと言われていますが、本当にそうでしょうか?遺伝子組み換えの作物を栽培して、後で、やっぱり危険だから止めましょうと言っても、それを回収する技術はないのです。

 

遺伝子組み換え作物をごり押しするモンサント社の企業広報部長フリップ・アンジェル氏が、ニューヨークタイム・マガジン(1998年10月25日)の「Playing God in the Garden」の中で言ったコメントの抜粋です。

 

"Monsanto should not have to vouchsafe the safety of biotech food. Our interest is in selling as much of it as possible. Assuring its safety is the FDA’s job."

 

訳すと・・・

「わが社(モンサント)が遺伝子組み換え食品の安全性について、わざわざ答える必要はない。わが社の関心はできるだけ多くの遺伝子組み換え種子を売り込むこと。安全性についてはFDA(米:食品医薬品局)の管轄である。」

 

遺伝子組み換え種子を開発している企業は、いずれも除草剤・殺虫剤などの農薬を製造している巨大企業です。戦争中には軍需産業で儲けていましたが、こんどは、自分たちの利益のために、種子と農薬をセットで使わせたいのでしょうね。そして、巨大企業は小さな種苗会社をつぎつぎに買収し、農業界はそんな企業にほぼ独占されつつあります。そんな遺伝子組み換えの作物は日本に必要ありません。EUでは遺伝子組み換え種子の輸入を拒否する国が増えてきています。日本政府も、自家採取して命をつなげる固定種を日本で広めることに投資してほしい、と意見したいと思います。

 

みなさんも、意見してくださいね。

 

 

2011年5月29日

奈良駅前で、毎月第4日曜日にオーガニックマーケットをやってると聞いて、出かけてきました。

種の交換ブースもあって、持っていった"小豆"の種をお渡しして、"ささげ"の種をいただいてきました。ここで交換するのは、固定種でも、F1でも、何の種でもいいそうです。

2011年5月26日  自主上映「降りてゆく生き方」

 

今日は山口さんが畑に顔を出してくださいました。夜にも自主上映のミーティングでお会いしますね。

震災で原発の怖さが一気に広まり、エネルギーのことを考えなおすきっかけになりましたが、

農薬、添加物、環境ホルモン、予防接種・・・世の中にはきりのないほど問題がたくさんあって

どこから解決していいのか分からないほど。

 

でも、変えていかなければいけないのは、そういう問題ではなくて、"人の心"。

どんなに優れた技術が生まれても使う人の心次第でどうにでもなるし、今起きているたくさんの問題も、

根っこはつながっています。

 

今度、和歌山で上映することになった「降りてゆく生き方」は、ひとりひとりの心に何かが芽生える

メッセージがたくさん込められています。

 

ぜひ周りの方を誘ってお越し下さい。

 

『いのちつながる・わくわくDAY』

5月28日(土) 紀美野町文化センター

10:00~ マルシェ

13:00~ 映画上映「降りてゆく生き方」  

詳細&チケット申込み 

 

2011年5月13日

きのう畑で指をけがして畑に出られないので、今だぁと「虹のたねとり」のホームページを作りはじめました。

種蒔きシーズンにこんな時間が作れるなんてケガのおかげ。でもズキズキしてきたので途中で切り上げます。