◎植物のためのハーブエキス

ハーブエキスは植物を元気にする力があるようです。

そのとき収穫できるハーブを、バケツの水に一晩浸けて水出したものを、

苗や畑に植え替えて元気のない野菜などにまいて使います。

ここでは、バイオダイナミック農法で使われている、煎じたハーブエキスを紹介します。

 

 

 

・カミツレエキス

 

(作り方) 乾燥したカミツレの花、10gを3.5㍑の沸騰している湯の中に入れて、すぐ火を止めて、蓋をしたまま蒸らします。

 

(使い方) 全体量を35㍑にして散布します。

 

 

(効果) カミツレはカルシウムと硫黄を多く含んでいるので、菌糸の寄生による植物の病気の予防に効果があります。カミツレの花は過度の厚さ、寒さ、雨、かんばつetcを緩和する働きがあります。梅雨と残暑を乗り切るために、ジャガイモ、トマト、キュウリetc、その時期に育つ野菜に散布すると良いでしょう。

 

・スギナエキス

 

(作り方) 硅素を一番含んでいる時期のスギナを収穫します。葉の色は、緑の鮮やかなものではなく、少し黄色くなったものを収穫して乾燥させおきます。100gの乾燥したスギナを5㍑の水に入れて、沸騰したら火を弱め、40分沸かし続けます。

 

(使い方) 45㍑の水で薄めて散布します。

 

(効果) スギナは硅素が多いので、あらゆる病気に効き、あらゆる植物に効果があります。ただ、散布した植物が光を吸収しやすくなるので、陽の光がまだ弱い早朝に散布します。

 

 

・タンポポエキス

 

(作り方) 乾燥したタンポポの花10gを、3.5㍑の沸騰している湯の中に入れてすぐ火を止め、蓋をして蒸らします。

 

(使い方) 全体量を35㍑にして散布します。

 

(効果) タンポポは硅素を多く含んでいます。タンポポエキスを植物に散布すると、植物の内皮、特に葉の表面の組織を硅素の働きで強くし、菌糸の病気を入りづらくします。